2011

漫画『僕はビートルズ』を読んであまりに腹立たしいので、日本人には絶対作れない曲 “Penny Lane"を演奏してみました。ピッコロの音域が高すぎて超音波みたいになったの でちょっとトランペット入れてアレンジしてます。 『僕はビートルズ』は第25回MANGA OPEN大賞の新人の作品が原作で、かわぐちかいじが 漫画化している。ビートルズデビュー前にタイムリップしたFab4というコピーバンドが ビートルズに成り代わっていく話。 タイムスリップを利用した盗作を天下の講談社が描くのかとかいろいろ批判があるが、 我慢ならないのはそんなところではない。そのお粗末なマニアっぷり。単行本では「こ このこういうエピソードに基づいて描かれてる」的な解説まで入ってる。だが、Fab4 が 作中で発表する 1stアルバムの選曲、最低だ。 曲は、A面が I Wanna Hold Your Hand And I Love Her I Saw Her Standing There Yesterday Hard Days Night She Loves You B面が Help! With Little Help From My Friend Norwegian Woods Something Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band Let It Be まず録音技術の進歩を全くわかっていない。当時の日本のスタジオの状況はわからない が1961年当時のスタジオがAbbey Roadと同等とすると、半分以上の曲は録音すらできな い。なぜなら、Abbey Roadに4トラックが導入されたのがやっとHard Days Night の頃 で、それ以前は2トラックだった。 また、当時Abbey Roadのスタジオには優れたエンジニアがいて、バンドと実験を繰り返 しながら多くの機器を発明・開発していた。今で言うコーラスみたいなダブルトラック のエフェクトを可能にするADTなんかも独自開発。Sgt. Pepperの頃には、4トラック2台 を同期させて実質8トラックの録音を可能にする装置なんかも開発している。ベースをダ イレクトにコンソールにつなげる機材も開発してる。レコードってそういうことを前提 に成り立ってるんだ。1961年当時の日本のスタジオだと、再現して録音できるのは、A-1, A-3, A-6 の3曲のみ。
映画『コンテイジョン』見て参りました。 映画の日だったのでメンバーが気を遣って誘ってくれました。 単身赴任の私をいつも気にかけてくれる若いメンバーで、ありがたいです。 映画の選択はお任せでしたが、どうやら恐がりのわたしのために恐怖映画をという選択 だったようです。で、見たのがコレ。キャストも渋いし、監督はスティーブン・ソダー バーグだし、「渋い選択だな」と感心しながら見始めました。 「コンテイジョン」とは伝染とかいう意味ですね。短い潜伏期間で爆発的な勢いで広 がっていく新型致死姓ウィルスの広まっていく様子を1日目、2日目・・・という具合に ドキュメンタリータッチで描かれています。わたしも4日目で落ちました。目が覚めたら 18日目でした。そして、また眠りについて、起きたら40日目くらいだったかな。でも、 なんとなく筋はわかりました。保健の授業で変わったドキュメンタリーを見せられた感 覚かな。 とってもおもしろかったですヾ(´༎ຶ╻༎ຶ)ノ゙ 外部リンク:『コンテイジョン』公式サイト